Baby Loss Awareness Week 2021 ⑤
BLAW 2021 10/9 - 10/15(Day6)
赤ちゃんとお別れしたご家族を想う1週間。
赤ちゃんと、赤ちゃんの両親・ご家族へ 思いを馳せる 国際啓発週間です。
今日は、赤ちゃんをなくしたご家族の深い悲しみ、グリーフがどのようなものであるかを社会に伝えるために作られた動画を2つ紹介します。
↑ イギリスの支援団体「Tommy's」制作の動画より
赤ちゃんをなくした家族が医療機関から退院した後、どのような苦しみを抱えているのか、家族それぞれがグリーフにどのように向き合っているのか、家族の声を集めた動画です。
「Coping with grief 」 グリーフに対処していくとは
*動画字幕を下記に転記
Why did this have to happen to me? Why wasn't worthy take my son home?
なぜ私がこんな目に遭わなければならないのだろう?なぜ、私の息子を家に連れて帰れなかったのだろう?
All these things happening to my body and I have nothing to show for it. I have no baby to show for it.
私の体にはこんなことが起きているのに、私には見せるものが何もない。私には、見せる赤ちゃんがいません。
It effects everything.Socialising,working.Just being is very difficult. I remember thinking,' how am I gonna get over this?'
人付き合いや仕事など、すべてに影響が出ていて、生きているだけでも大変です。どうやって乗り越えようかと考えていたのを覚えています。
As a man you just feel like a bit of a failure because your missus is there crying and that, and you just feel like you're helpless.
男性として、妻が泣いていたりすると、自分はダメな人間なんだと感じてしまうし、自分が無力で役に立たないと感じてしまう.
We would always make sure we had Leo's memory box with us because it felt like that was him.
私たちは、レオのメモリーボックスがレオそのものであるように感じたので、メモリーボックスを常に持ち歩くようにしていました。
I took to my Instagram account ... I found quite a few people that had lost babies. To find this group that could say what's in your head when you had lost babies. To find this group that could say what's in your head when you can't get the words out just makes you feel less alone.
私は自分のInstagramのアカウントで... 赤ちゃんを亡くした人が大勢いることを知りました。赤ちゃんを亡くしたとき、あなたの頭の中にあることを示してくれるこのグループを見つけました。自分では言葉が出てこないときに、頭の中にあることを示してくれるこのグループを見つけることは、あなたを孤独ではないと感じさせてくれます。
I think the main thing is talking to your partner. Just sort of just be there for each other. Do you know what I mean?
一番大事なのは、パートナーと話すことだと思います。ただ、お互いに助け合うことが大切です。私の言っていることが分かりますか?
I had counseling which I was offered before I left the hospital. I probably had about 10 or 12 sessions and I think that really helped us. It helped me understand her state of mind. We were able to help each other more. Whereas, had we not had it, we were poles apart.
私は退院前に勧められたカウンセリングを受けました。10回から12回のセッションを受けたと思いますが、それは私たちの助けに本当になったと思います。カウンセリングは、私が彼女の心の状態を理解するのに役立ちました。私たちは、よりお互いに助け合うことができるようになりました。カウンセリングを受けていなかったら、私たちはバラバラになっていたと思います。
(日本語訳 by 周産期グリーフケアはちどりプロジェクト)
↑ イギリスのSandsより
A journey - Growing around grief
「Grief never goes away but bereaved parents can grow their lives around their loss. 」
〜グリーフが消え去ることは決してないけれど、私たちは、なくなった赤ちゃんと共に人生を歩み、成長していくことができる〜
グリーフが両親・家族に及ぼす長期的影響が描かれた動画です。
動画ではソフトに描かれていますが、赤ちゃんをなくした両親にとって、悲しみを呼び起こす刺激が日常の多くの場面に溢れていることがよく伝わる内容だと思います。
そして、周囲のどんな関わりがサポートになるのかや、夫婦間のコミュニケーションのあり方について、考えさせられる動画だと思います。
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