【ご報告】本日、アンケート結果を国に提出いたしました

2021年5月2日~6月27日に実施した

~当事者が行う、家族への支援体制に関する実態調査2021~赤ちゃんとお別れしたお母さん・お父さんへのアンケート

の結果及び関連文書を本日2022年2月8日、国に提出いたしました。ご支援・ご協力くださったみなさまへご報告申し上げます。

本アンケート調査実施にあたっては、本当にたくさんの方にご支援を頂きました。アンケート参加総数は897件。多くのお母さん・お父さんが「私と同じような苦しい思いをする人がいなくなるように」「支援の必要性を行政に伝え、公的な支援の拡充を図ってほしい」と願って、今回の調査に参加して下さいました。調査対象ではないけれども、声を伝えたいとメッセージを下さった方(赤ちゃんのおばあちゃん)もいらっしゃいました。ご家族がアンケートに回答することは改めて赤ちゃんの死と向き合う作業となり、当時の悲しみなど様々な気持ちがよみがえることがあったかもしれません。そのような負担のある作業に協力して頂き、多くのご意見を寄せて頂いたことに深く感謝します。

参加者お1人おひとりの想いを拝読させていただき、胸が苦しくなることが度々ありました。この、赤ちゃんとお別れした家族への支援の乏しい現状と当事者が望む支援についてしっかり行政に伝え、現状を変えるために、仲間とともに力を合わせて集計・取りまとめ作業に取り組んでまいりました。

本日、厚生労働省 佐藤英道副大臣に、下記文書を提出いたしました。

  1. アンケート調査結果
  2. 要望書
  3. 文書「国・自治体への7つの要望」
  4. 文書「自治体における対応の手引き ~家族が求める支援とは~」

佐藤副大臣には、貴重なお時間を頂戴し、当事者の切実な声から挙げられた要望について丁寧にお話を聴いていただきました。心より感謝申し上げます。

また、赤ちゃんをなくした家族への心理・社会的支援の必要性について、当事者の声を国に届けるにあたり、ご多忙のなかで全力でご尽力下さった山本かなえ参議院議員、伊佐進一衆議院議員、大阪から駆けつけてくださった三浦寿子府議会議員、内海久子府議会議員に心より感謝申し上げます。本日もお忙しい中で私たちの思いに丁寧に耳を傾けてくださり本当にありがとうございました。

このアンケート結果が、赤ちゃんとのお別れを経験した家族の悲しみの実態や支援の必要性への理解へとつながり、今後の具体的な支援拡充につながっていくことを強く願っています。


アンケート結果と要望書の提出は1つの大きな目標ではありましたが、提出して終わりというわけではありません。

当事者のみなさまとともに、諦めずに声を届け続けること。

そして微力ながらも丁寧にひとしずくを届け続けること。

きっと未来は変わると信じ続けること。

そんな思いで、初心こそ大切に、私たちにできる形でグリーフケア啓発活動を丁寧に続けてまいります。

いつもご支援くださるみなさまに、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト

   大竹麻美、遠藤佑子、菅原美帆 

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000