International Bereaved Mother's Day 2022

5月第1日曜日は、国際天使ママの日。 

今年は5月1日がその日にあたります。 

少し早めに、International Bereaved Mother’s Dayについて発信します。 


2007年に息子クリスチャンを死産したオーストラリア人女性である 

カーリー・マリー・ダドリーによって、2010年に創設されたと言われています。 

死産の経験から、子どもを亡くすことの信じられないほどの痛みを知っている彼女が 

このInternational Bereaved Mother’s Day(天使ママの日)に込めた思いに、 

強く共感します。 


この日の目的は、伝統的な母の日に取り残されたと感じているすべての人を含めるように、

母の日を変えることです。彼女は、International Bereaved Mother’s Dayが一時的な祝日となり、

傷ついた母親たちがやがて伝統的な母の日の一部となることを望んでいます。

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カーリー・マリーの思い 

“Anna Jarvis officially founded the traditional Mother’s Day to honour her mother Ann who experienced the death of 7 of her children and somehow through the years it has turned into a commercialized mess that card companies make millions of dollars from, 

but the worst thing is that bereaved mothers are completely forgotten. 

This day was created in honour of a bereaved mother. 

So I think it is time to take our day back to its roots. 

I believe we can do this by using our voices in a peaceful, loving way. 

To receive love, you must first give love. The traditional Mother’s Day has proven to be an emotionally difficult day for so many mothers around the world. 

Mother’s Day needs to be healed and together we can heal it. International Bereaved Mother’s Day is a temporary movement….

 It is our greatest hope that sometime in the near future all mothers will be remembered and recognized and there will be no need for this day at all.” 


“アンナ・ジャービスは、7人の子供の死を経験した母アンを称えるために、

伝統的な母の日を正式に設立しました。しかし、長い年月の間に、なぜかカード会社が何百万ドルも儲ける商業化された混乱に変わってしまったのです。

この日は、ある遺された母親を称えるために作られました。

ですから、今こそこの日を原点に立ち返る時だと思います。

平和的で愛に満ちた方法で声を上げることで、それができると信じています。

愛を受けるには、まず愛を与えなければなりません。” 

“伝統的な母の日は、世界中の多くの母親にとって、

精神的に辛い日であることが証明されています。母の日は癒される必要があり、

私たちは共にそれを癒すことができるのです。

国際天使ママの日は、一時的な運動です......。

近い将来、すべての母親が記憶され、認識され、この日がまったく必要なくなることが、

私たちの最大の望みです。” 

引用:https://www.mamamia.com.au/this-mothers-day-lets-recognise-all-mothers/?msclkid=80985d38c77911ec95ac22245c04da9b

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人間の欲望によって、大切な原点が見失われてしまわぬように。

初心こそ大切に。カーリー・マリーの思いを知り、大切なことを教えてもらいました。

 グリーフケアにおいてとても大切なことだと考えます。 


そして、日本でも少しずつ、子どもを亡くしたご両親も

お母さん、お父さんなんだということを知ってもらえるように働きかけられています。

少しずつでも確実に変化しています。 

本当に有難いことですが、ここからが大切です。 

一層の努力が必要です。 


カーリー・マリーの思いに重ね、 社会が母として認めてさえくれれば、 

この特別な天使ママの日は必要なくなると強く思っています。 



天使ママの日には、優しい白いお花。 

けれど、今年はそんな思いで、、、、 

白に赤、ピンクと、色とりどりのお花の写真を添えました。 



母の日がすべてのお母さんを取りこぼすことがない日になるまで。 

私たちも心を込めて、グリーフケア啓発活動に取組んでまいります。 


今はまだ十分に社会に悲しみが理解されているとは言い切れません。 

まだまだ天使ママの日、天使パパの日は必要だと思います。 


あさって、5月1日は、天使ママの日。 

赤ちゃんとお別れしたお母さん、お父さん、ご家族に 

思いを馳せて過ごしたいと思います。 


すべての天使ママたちへ思いが届きますように。 

そして、ともにグリーフケア啓発活動に取組む2人のママに 

改めて心から日ごろの感謝の気持ちを込めて投稿します。 


2022. 4. 29 

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 遠藤佑子


5月第一日曜日は、国際天使ママの日。

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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