強く生きる天使ママたちへ敬意と感謝の気持ちをこめて

International Bereaved Mother's Day 

 現代社会の”伝統的な母の日”’（日本では5月第２日曜日）が、 

 まるで目に見える子どもたちからだけ、母へ感謝を示す日というような 

 商業目的のイベントとなってしまっていることから、 

 取り残されたように感じ傷ついている 「天使ママの日」が必要だと考え、 

 死産経験があるカーリー・マリー・ダドリーが行動し、はじまった運動。 

 2010年、毎年、５月第１日曜日は、大切なお子さまとお別れをした

お母さんたちを称える日として International Bereaved Mother's Day を創設されました。

 カーリー・マリー・ダドリーは

あれから 12年たった今、 どう感じられているのでしょうか。 

 日本国内ではこの２年、大きな動きがありました。 

 流産・死産等を経験した女性もまぎれもないお母さんなんだということが改めて認められました。 

 お母さんなんだと、社会にしっかりと認知されることは大きな第一歩です。 

 さらに理解を広げていく必要がありますが、

確実に前に進んでいることを感じています。 

 日本と同じように、 オーストラリアをはじめ諸外国も、 

きっと少しずつ、少しずつ 悲しみに対する社会の理解が

広がっていると信じています。 

世界中に悲しみを経験したお母さんたちがいることを知りました。 

 どんなに辛い経験をしたかと想像すると 心が痛みます。 

 それでも、 この上ない辛い経験をした後、 

 悲しみから目を背けず 強く生きているすべてのお母さんたちを 

心から尊敬しています。 

 強く生きる姿から、 たくさんの力をいただいています。 

 嬉しいことも 悲しいことも あたりまえに分かち合い、 

 支え合えあって生きていける社会を 強く願っています。 

 すべての天使ママに感謝の気持ちを込めて。 

 私も含めて、 この日の意味を知った人は、 

 今日はいつも以上に、天使ママ・パパ、お子さまたちのことを思いながら過ごしています。 

 私たちの思いが、 天使ママたちに届きますように。 

 そして、ママたちが心穏やかな１日を過ごすことができますように 

 心よりお祈りいたします。 

 プロジェクトメンバーの大竹さん、菅原さんにも感謝を込めて投稿します。 

 2022. 5. 1 　

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト　遠藤佑子