父の日の由来
6月がはじまりました。
5月の母の日に続いて、6月は、父の日があります。
今日は「父の日」の由来を、みなさんと一緒に再確認したいと思います。
【父の日の由来】
父の日にバラの花を贈る習慣。
その始まりは、アメリカ人女性であるソノラ・スマート・ドットさんが、
父親のお墓にバラをそなえたことからはじまったと言われています。
ソノラ・スマート・ドットさんは、母親を早くに亡くしたそうです。
代わって軍人であった父親が、男手ひとつで
ソノラさんを含む6人の子どもたちを育てあげました。
南北戦争が終わって間もなくの時代ですので、
6人の子どもを育てるには大変なご苦労があったことが容易に想像できます。
6人きょうだいの末っ子だったソノラさん。
ある日、協会で牧師さんからの説教を聴く中で、
母親に感謝し称える「母の日」があることを知ったそうです。
ソノラさんは、すぐさま、母の日があるのであれば、
「父親へ感謝する日もあるべきだ」と思い、強く嘆願されたそうです。
ソノラさんの父親は、6人きょうだいが無事に成人をむかえると、
すぐに役割を全うしたかのように、亡くなられたそうです。
すべてを子どもたちのために注いでくれた父親のために、
父親を感謝する日を作るんだと訴え続けたそうで、
その道のりは長く、6年もの時間を要したそうです。
ここからも諦めずに訴え続けることの大切さを、学ばせていただきました。
まさに、『はちどりのひとしずく』ですね・・・。
声を届け続けることはいつか力になるのだということを教えていただきました。
なかなか広く浸透しなかった父の日でしたが、
1916年、第29代アメリカ大統領(ウッドロー・ウィルソン)が演説で取り上げ、
父の日が広く知られるようになったそうです。それでもまだ正式に記念日として制定されません。
その後、1966年に第36代アメリカ大統領(リンドン・ジョンソン)が父の日を称賛し、
6月第3日曜日を「父の日」と定める大統領告知を出されました。
そしてついに、1972年、父の日が正式なアメリカの記念日として制定されたそうです。
【まとめ】
由来に立ち返ると、母の日も、父の日も、
亡くなった大好きなお母さん・お父さんへの思いから生まれた記念日であり、
大切な人とのお別れは辛いけれど、いつまでも大切に思うグリーフへの向き合いが原点
にあったということになります。
母の日も父の日も、グリーフケア・グリーフワークとは切っても切り離せない記念日なのです。
このように、母の日や父の日の由来を知っておくだけでも、
母の日・父の日に辛い気持ちになる方にとって、
ほんの少しだけでも気持ちが軽くなればいいなと思いました。
今は亡きお父さん・お母さんを思い、辛くなる子どもたちがいるならば、
心の中で生き続けるお父さん・お母さんをいつもより強く思う、
大切な日を過ごして欲しいと願います。
大切なわが子とお別れをしたお母さん・お父さんたちが辛く感じるときも、
お母さん・お父さんに愛され続けている子どもたちがお空から
いつも見守っていることを感じる大切な一日になることを強く願っています。
リメンバーミーのBGMを聴きながら、
改めて・・・
母の日、父の日の由来は、大切な人とのお別れ後のグリーフへの向き合いが原点です。
悲しみから目を背けずに、大切に思い続ける気持ちこそ、大切にしたい、
そんな特別な日なんだということがわかりました。
母の日はすべてのお母さんのための感謝デー。
そして
父の日はすべてのお父さんのための感謝デー。
6月第3日曜日、今年は6月19日が父の日です。
父の日をむかえるにあたって、
普段はあまり口にしたり、
涙を流されないかもしれないけれど、
お空の子どもたちをいつも忘れず思い続ける優しい天使パパたちのことを
社会に知ってもらえるように発信していきたいと考えています。
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
周産期グリーフケアはちどりプロジェクト
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