はちどりってどんな鳥?

プロジェクト名にある“はちどり”は、“ハチドリのひとしずく”という物語が由来です♪

ここまでは、いつもご紹介させていただいているのですが、

“はちどり”って言われても、鳥は鳥でも、一体どんな鳥かもわからず、ピンとこないですよね。


実は私たちも、“はちどり”を一度も目にしたこともありません。


でも、“はちどり”のことを知っていただけると、

この”はちどりのひとしずく”の物語がより想像しやすくなります。

ついつい熱く語って、とまらなくなってしまうので

少しだけご紹介させてください。


●はちどりとは?

南北アメリカ大陸に生息する全長10㎝前後の小さな鳥。

カラフルな羽を持つ美しい鳥であることから、

「飛ぶ宝石」と呼ばれることもあるそうです。


●特徴

体重は、大きい種でも20gほど。中でもマメハチドリは世界最小で、全長6cm、体重2g。そんな小さな小さな鳥ですが、決してひ弱なわけではありません。

なんと、55~80回/分の速さで羽ばたき続けます。

鳥類で唯一、空中で静止するホバリングをするのがハチドリの特徴です。そのハチドリの羽音は、蜂が羽をバタバタする音(Hum)に似ていることから、ハチドリ(英語ではhummingbird)と名付けられたそうです。高速で羽ばたき続けるため、酸素消費量は人間の約10倍にもなるそうです。体力を維持するためにはたくさんの花の蜜を必要としますので、小さな体ですが強い生命力で蜜を探し求めて力強く生きている鳥なんです。くちばしの形は細長くて、お花に差し込んで蜜を吸うことができるように進化しているとか。

こんなに小さな体で、超冬のために南北アメリカ大陸を横断することもあるそうです。

本当にすごいですよね・・・。


●まとめ

はちどりは、小さいけれど、懸命に生きる強くて小さくて美しい宝石のような鳥でした。


●おまけ

”はちどり”は、なんと、ナスカの地上絵(南米ペルーにある世界遺産。砂漠に描かれた巨大な動物や植物の絵や図形群)にも描かれています。

驚くのはその大きさです。

世界で一番小さな鳥が、他の地上絵よりもはるかに大きく、

なんと全長96mの大きさで、くっきりと描かれているのです。

これらの地上絵はいまだに、誰が、何のために描いたのか明らかになっていないそうですが、それでも、はちどりのような小さな鳥が、これほどの大きさで何か意味があって描かれたということは・・・

ナスカ文明において、”はちどり”は人々の身近で大切な象徴であったのだということは間違いないと考えています。


宝石のように様々な色に輝く美しい鳥で、数々の神話が存在しています。

例えば、誰かが大きな悲しみや苦痛の時期にこの鳥を見ると癒しのヒーリングを受けて悲しみが癒されるといわれています。

また、星に輝きを与え、真っ暗だった夜空を明るくしたのがこの鳥だともいわれています。このようにネイティブ・インディアンの間では、幸せのシンボルだと信じられている鳥なのです。そのため、インディアン・ジュエリーにも、はちどりのモチーフがいっぱい。どれも綺麗で美しくて、いつも見とれてしまします。


そんな南米で暮らす先住民の間で受け継がれてきた物語の一つが、

この「はちどりのひとしずく」です。


森が燃えて、動物たちは一目散に逃げてしまったのに、

小さな小さなはちどりのクリキンディは、1滴ずつ水を運んでは

火の上に落としつづけました。

そんなことが何になるのか?と周りの人が笑っていても、

諦めずに自分にできることを精一杯取り組むことの大切さを再認識させてくれる物語でした。

そんな偉大な象徴である”はちどり”と名付けたプロジェクト名にしたからには、

“はちどり”の名に恥じない行動をしなければといつも心に留めながら、

地道に啓発活動に取り組んでいます。


いつかご紹介したいと思っていました。

また、いつか本物のはちどりに会ってみたいです。

少しだけと言っておきながら、結局、長文となり失礼いたしました。


いつも応援くださるみなさまに心より感謝の気持ちを込めて。

今後とも、はちどりプロジェクトをよろしくお願いいたします。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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