BLAW ~悲しみ(愛しみ)の色合いは変わっていくもの
Baby Loss Awareness Week 10/9 – 10/15
赤ちゃんとお別れをしたご家族と
大切な赤ちゃんたちへ思いを馳せる啓発週間。
この1週間だけが大切なのではありませんが、年に1度、決まった時期に共通認識でみんなで大切ないのちについて考えることで、新たな気づきを与えてくれるのではないかと思います。改めて大切な子どもとお別れをしたご両親・ご家族の悲しみについて思いを馳せることで、目に見えない大切なことを教えてくれると信じています。
※BLAWの記事を読むことにつかれてしまった方も多いかもしれません。しんどい時はご無理されませんよう、あえてスマホを見ない時間を作ったり、ご自身のペースで悲しみに向き合っていただけたらと思います。
連日、Baby Loss Awareness Weekに関連した記事をアップしつつ、
振り返り、反省していることがあります。
「悲しみは消えない」と説明不足で書き綴ったことで、
苦しめてしまっているママパパたちがいるのではないかと思ったからです。
嫌な気持ちをさせてしまった方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません。
大切な赤ちゃんとお別れをしたお母さん・お父さんが悲しいのは、
お子さまのことを大切に想う気持ち(愛情)があるからこそ悲しくてあたりまえです。
「悲しみは消えない」と言ってるのは、
「大切に想う気持ちは消えない」とも言い換えられると思います。
大切な家族メンバー・ご親族・ご友人と死別されたときと
同じように、どんなに短い期間であっても
この世に宿ったいのちである小さな赤ちゃんたちのことも、
大人の死別と同じようにいつまでたっても忘れられるはずがない
ということをお伝えしたいと思いました。
小さかったからと言って、なかったことのように扱わないでほしい。
次の子を産めば忘れられるだなんて、思わないでほしい。
この赤ちゃんのいのちに代わりなんてない
ということを理解し、
周囲の人にも大切に想ってほしいと願っています。
そして天使ママパパたちにもう1つお伝えしたかったこと。
それは、悲しみと向き合う中で、その悲しみの形や色合いは変わっていくかもしれないということ。
そしてその悲しみ(愛しみ)、どんな色の気持ちも
「ありのまま」を大切にしてほしいと思っています。
何をしていても子どものことを四六時中考えていた過去の自分と
今の自分を比較して、罪悪感を抱いているママパパがいらっしゃるかもしれません。
毎日、子どもを思い涙を流すことも少なくなったと感じて、
子どもたちを愛する気持ちが薄れてしまった
のではないかと罪悪感を抱いているかもしれません。
涙を流さなくても子どもたちのことを思い出せる強さを身に着けたと
思ってほしいと願っています。
涙の量が愛情の大きさをはかるものさしではありません。
天使ママパパたちが、悲しむべき時にしっかり悲しんだ後、
少しずつ悲しみの形や色合いが変化していくことは、
悲しみを経験して得られた「強さ」ではないでしょうか。
毎日考えなくてもいい
毎日涙を流さなければいけないわけではない
笑うことも、美味しいと思うことも、人生を楽しむことのすべてに、
強い罪悪感を抱かれている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
でも、やっぱり、
ママとパパがご自身の人生を楽しみ、笑顔で楽しく過ごしていることを
お空の子どもたちは、きっと喜んで見守っていると信じています。
人生に折り合いをつけながら歩む中で、
悲しみ(愛しみ)の色合いも、まっ黒~キラキラの明るい色まで
その日、その時々に変化しているかもしれません。
子どものことを考えずにはいられない時期、
誕生日が近くなって落ち込む時期、
涙を流さず子どものことをあまり考えずに穏やかに過ごせる時期、
人生を思う存分に楽しめている時。
どんな色合いの気持ちになっても、
親が子どもを大切に想う気持ちは変わりません。
涙の量が愛情のものさしではありません。
愛情が薄れているわけではありません。
どんな気持ちも「ありのまま」を大切に過ごしていただきたいと
心から思っています。
BLAWの期間も、
念のために確認しておきたかったのは、
決して「悲しまなければいけない」のではありません。
お気持ちに無理して「BLAWに参加しなければならない」ものでもありません。
大切な子どもたちのことを想いながら、お一人おひとりが、
ありのまま過ごせますように。
ママパパの笑顔も、
子どもたちを想うきれいな涙も、
子どもたちにたくさん届きますように。
最終日の10/15 19:00は、
Wave of Light
~子どもたちへ光の波を届けよう~
いのちの大切さをかみしめて、
世界中でたくさんのキャンドルの光が灯されます。
空から見守ってくれている子どもたちに光の波をとどけましょう。
※イベントに参加しなくても、ご自宅でおひとりおひとりが自由に取り組むことができますし、気持ちが向かない時には、無理やり取り組まないことを選択することも、とても大切だと思います。外にでるのもしんどい時もあると思いますので無理なくお過ごしくださいね。
周産期グリーフケアはちどりプロジェクト
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