子どもを亡くした家族へのグリーフケアに関する調査研究(支援の手引き)
先日は、令和3年度に国が取り組まれた、「子ども・子育て支援推進調査研究事業 子どもを亡くした家族へのグリーフケアに関する調査研究」の報告書と成果物が2022年3月21日付けで一般公開されたことをご報告いたしました。
令和4年度に入り、今月、4月8日付けで、厚生労働省子ども家庭局母子保健課より、
全国の自治体および周産期・小児医療に関係する職能団体向けに、手引きの作成の案内および手引きを活用いただけるよう連絡が届いているようです。
※公益社団法人 日本小児科学会HPでは、さっそく手引きを周知くださっていました。
厚生労働省HPにも、「令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 子どもを亡くした家族へのグリーフケアに関する調査研究の報告書・成果物」(株式会社キャンサースキャンHP)の一部が、掲載されています。(情報提供リーフレット、報告書は、上記リンクのみ掲載)
当事者のみなさまにとって、子どもの絵や子育て家族のイラストが目に入り、辛い思いをさせてしまうかもしれません。もし気分を害された方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません。またグリーフの課題は、不妊症、不育症と言う枠組みの中だけで整理される問題ではないことも、十分承知しています。それらの課題は、これからまた理解が広がるように取り組まなければと考えています。
お一人おひとりが色々な思を感じられるかもしれません。しかし、健やか親子21のサイトにこんな風に報告書が掲載されているということは、「赤ちゃんとお別れをしたご両親は、まぎれもないお母さん・お父さんなんだ」という意味が社会に公認されるためにも、子育ての枠組みに当たり前に含まれていることの意義はとても大きいと感じています。国が、誰にでも平等に、産後の支援を届けてくれようとしている動きは、きっと天使ママ・パパの力になると信じています。
関連施設担当者宛に届いた連絡が、スタッフ全員に周知いただけるのには時間が要すると思います。もしかすると、現場レベルに十分に周知されない可能性も考えられます。
私たちも、1人でも多くの方に「子どもを亡くした家族へのグリーフケア」支援手引きをお読みいただけるように、微力ながら発信していきたいと思います。
必要な方へ、必要な支援が届けられるためにも、
まずは周囲の人々が悲しみを理解しようとする姿勢が何よりも大切です。
ぜひ、医療者・行政の方に限らず、広く一般社会でもこの手引きを読んでいただきたいと願っています。
可能な範囲で、ぜひ、みなさまからも情報シェアいただけると大変有難いです。
いつもありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します。
周産期グリーフケアはちどりプロジェクト
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