大阪府公式ホームページに「流産・死産等でお子さまを亡くされたご家族への支援について」が掲載されました

昨日、令和4年5月31日付で、

大阪府公式ホームページに「流産・死産等でお子さまを亡くされたご家族への支援について」のコーナーが新設され、ご家族への支援に関する各種情報が掲載されました。

「大阪府では、流産・死産等でお子さまとの死別を経験された方々が、悲嘆(グリーフ)を抱えて孤立することなく、適切な支援に「つながる」ことのできるよう、様々な情報を発信していきます。」

というメッセージと共に、現時点で掲載できる可能な限りの情報をじっくりとご検討くださり

掲載してくださったことに、心より感謝申し上げます。


ペリネイタルロス後の支援の実態および現状と課題を知ったからこそ、

真剣にグリーフケア啓発活動に取組んでいる私たちにとって、

これほどの情報を自治体公式ホームページに掲載いただけたことに、

大変感動しています。大きな第一歩に感謝ばかりです。

本当に嬉しく思っております。


この上ない大切なわが子とのお別れという深い悲しみを経験した

お母さん・お父さんたちが、この先、どう生きていけばいいのだろうかと

悩み苦しんだ際に、お住まいの地域の自治体ホームページから

誰にでも平等に必要な情報が届けられることは、

あるべき支援の第一段階だと考えています。


支援体制整備(人材養成、相談窓口の設置)が進むためには

まだまだ時間を要するかもしれませんが、大きな大きな第一歩であると確信しています。

大阪府以外にも全国で少しずつ自治体における動きがみられているのも

当たり前の事ではありません。きっかけなく動くはずがないからです。


知らないところでたくさんの方々が

働きかけてくださっているおかげであることを決して忘れてはなりません。

常にご支援いただいていることにしっかりと感謝の気持ちを

持ち続けて、活動に取組んでいきたいと考えております。


大阪府にて、はじめに流産・死産等で赤ちゃんとお別れした当事者の思いと現状に

耳を傾けてくださった伊佐進一衆議院議員のおかげで、

「産後の母親であるのに産後の支援が抜け落ちていたこと」が認められました。

『本来あるべき支援』が届けられるようにと、国に働きかけてくださった山本かなえ参議院議員のおかげで、厚労省から「流産や死を経験した女性等への心理社会的支援等について」【令和3年5月31日付子母発0531第3号_厚生労働省子ども家庭局母子保健課長通知】通達が発出されました。

支援者を対象とした実態調査では見えてこない当事者の声を伝える努力をしなければならないと

考えアンケート調査を企画した際には、たくさんの天使ママ・パパが

勇気を出して声を届けてくださいました。

辛い経験をしたからこそ、今後同じような経験をした方々へ温かい支援が届くようにと

声を届けてくださる当事者のみなさまとともに取り組んだアンケート調査結果報告書と

要望書を国が受理してくださったこと。

実際に要望書を提出する際に、多大なるご支援をいただき、同行くださった

山本かなえ参議院議員、伊佐進一衆議院議員、三浦寿子府議会議員、内海久子府議会議員

には感謝ばかりです。

要望書提出のご報告記事はこちらです


要望書の提出の以前から大阪府の先生方には大変お世話になり、

国への働きかけていただき、またそれだけでは各地での取り組みが進むとは限りませんので、

今度は大阪府でもグリーフケアについて取り組んでいただけるように

内海久子府議会議員、三浦寿子府議会議員をはじめ多くの政治家の先生方が声を届けてくださったおかげで、今年度に入り、

1.大阪府での取り組みとして、月1回のお話会の開催(2022.4~ にじいろプレイス)

2.大阪府公式ホームページでの情報提供(2022.5.31~)

という2つの大きな動きがありましたことをご報告いたします。


私たちにできることには限りがあります。

それでも、たくさんの有難い出会いやご縁をいただきながら、

私たちの訴えに耳を傾けて下さり、そしてはちどりのひとしずくをしっかり受止めてくださって、

何とかしようと色々な立場からご支援くださる方々のおかげで、、、、

少しずつではありますが確実に支援体制の整備のために

社会が動いていることを実感しています。


数々の社会問題に向き合いながら、この周産期グリーフの課題についても

真剣に取り組んでくださる政治家の先生方に、改めまして心より感謝申し上げます。

政治家の先生方なら誰にでも相談すればしてくださるということではなく、

政治家だからとか、そういうことではなく、1人の人間として本課題に向き合ってくださっていることをいつも感じています。本当に感謝しかありません。

私たちの知らないところでどれほどの時間とエネルギーを費やして

当事者の声を届けてくださっているのかと思うと、本当にこの動きがあったことに

感動するばかりです。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクトの活動拠点は関西圏からはじまり、

今では菅原さんが北海道で働きかけてくださっています。

全国に支援が広がることを願いつつ、

まずはそれぞれの持ち場で、各地の取り組みが進んでいくように

取り組んでいきたいと思いながら、地道に啓発活動に取組んでいます。


政治家の先生方に心から感謝しつつ(言葉で言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです)、

私たちには私たちにできることをしっかり取り組んでまいりたいと思っております。


誰か1人の行動だけでは何も変わらないかもしれませんが、

こうやってみんなが立場を超えて連携し、

1つの同じ目標に向かって取り組んでいけば、

きっと未来は変わるんだと。

この活動を通じて、私たちは希望を与えていただいております。


日ごろから私たちの地道な活動を応援してくださる全てのみなさまへ。

今後ともみんなで本課題に取組みながら、少しでも温かく優しい社会になりますように、

取り組んでまいりましょう。

もちろん周産期のグリーフだけでなく、あらゆる悲嘆(グリーフ)により

誰一人として孤独に陥ることがないような社会にならなければいけません。

悲しみ比べすることではなく、様々な悲しみを身近な人とともに分かち合い

どんなに悲しいことが起こった時でも、

なんとか明日を生きるための力になり、支え合える社会になりますように。

グリーフケアが特別なものでなくなる日を切に願っています。


大きな大きな第一歩ではありますが、支援体制整備については

ここから一層の努力が必要だと認識しています。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

そして全国各地で良い取り組みを参考にしながら、各地域にあった方法を見出しながら

少しずつ支援が広がってくことを強く願っています。


まとまりのない文章になってしまいましたが、

心からの感謝の気持ちを込めてアップします。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト



周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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