第36回日本助産学会学術集会 バーチャル展示 ご報告


第36回日本助産学会学術集会 バーチャル展示を通じたグリーフケア啓発活動のご報告です。

開催報告&関連記事はこちら

https://hachidoriproject.amebaownd.com/posts/32849463

学会開催期間(ライブ配信形式)は2022/3/19-20の2日間で、1,410名が参加されたそうです。

その後、2022/4/1-5/5にアーカイブ配信形式で継続されました。


私たち、周産期グリーフケアはちどりプロジェクトも、

昨年に引き続き、バーチャルブースを出展し啓発活動に取組んでまいりました。


【出展内容】

・当団体紹介(メッセージ、動画) 

・はちどりぽすと(動画) 

・参考書籍一覧


バーチャルブースについても長期的に掲載いただき、

1人でも多くの方が訪れてくださるようお祈りしておりました。

ゴールデンウィーク明けに終了報告を予定しておりましたが、

ご報告が遅くなり申し訳ございません。

昨日、アクセス数を教えていただくことが出来ました。


結果は・・・ 

学会参加者(ライブ配信参加者数):1410名

アクセス数:23名(23回)


当団体ブースを訪れてくださったのは、 参加者全体のわずか1.6%でした。


この数字をどうとらえるか。

正直、申し上げると・・・・がっかりしました。

バーチャル展示であり、実際どの程度の方が見てくださったのかは、

この数字を公開いただかなければ感覚がまったくつかめないのです。


客観視して見方を少しかえれば、

大切な展示物(はちどりぽすと動画は、当事者みなさんが届けてくださった声を示す大切な作品です)が、誰の目にもとまらなかったわけではなく、

23名の方が忙しい中で時間を割いて 、

わざわざ、私たちのブースに立ち寄ってくれたんだ!ということ。


有難く思わなくてはいけませんね!

そう、自分に言い聞かせたいと思います。


ひとしずく活動とは・・・。

誰かが笑おうと、

何になるかもまったくわからなくても、

それでも私にできることをただ、ただ続けること。

いつか芽が出るかもしれないと信じて種をまくこと。


日本助産師会の会員の多くは、助産師です。

私は助産師として、この支援の抜け落ちを課題であると感じ、

知ったからには責任があると思いながらこの啓発活動に取組んでいます。

本当は一番理解してもらいたい助産師仲間に発信する特別な機会でもありました。


助産師(=仲間)のみんなには、一番わかってもらいたいのになぁ・・・ 

でも、まだまだなんだ。 これが現実だ!ということを改めて実感しました。

今、関心を持ってもらえていない人に、

この悲しみの実態を知ってもらえるようにがんばらなくては。


厚労省の通達、その後の動き、 少しずつ変化があるのは事実です。

しかし、実際に直接かかわる医療施設や自治体のスタッフレベルでの意識がかわらなければ、

ケアの本質は改善されないと思っています。


これが現実なんだということを、

事実としてしっかり受止めたいと思います。

だからこそ、声を届け続けなければいけない。

あきらめずにコツコツと、仲間とともに、

みなさんの思いとともに 声を届け続けていくことをここに誓います。


この事実とは対照的に・・・、

私たちのSNSに届くたくさんの「いいね」にいつも励まされています。

わかってくださる人がいるということが、どれほど心強いのかを感じます。

いつも温かい気持ちを届けてくだり、本当にありがとうございます。

いつもみなさんに、支えられています。 

心より感謝申しげます。 


 いつもながら、まとまりなく失礼いたしました。 

 周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 

  遠藤 佑子 

周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000