ピアサポートについて考える

みなさん、こんにちは。

寒さが厳しい日が続いていますので、どうか温かくしてお過ごしください。


12月17日(土)は、おおさか不妊専門相談センター主催WEBイベントのピアサポカフェ。

12月18日(日)は、お空の我が子とMerry Christmas~ポコズママの会関西/関西天使ママサロン主催、はちどりプロジェクト共催のクリスマス会。


先週末、私たちにとって大切なイベントが続きました。

後日、改めて正式な活動報告をさせていただきたいと思っています。

自分の中の“心の動きや気づき”は生もの同様、新鮮な状態のまま振り返り、

この2日間で感じたことを
忘れないよう書き留めておきたいと思います。


私は当事者という立場ではないけれど、

ピアサポート活動にボランティアスタッフとしてご一緒させていただいています。

その際に、一番大切にしなければならないことだと感じたこと。

それは、これほど辛い出来事が起こった時、

苦悩する方の置かれている状況を
「少しでもわかりたい・力になりたい」

と思う気持ちは、大切であり、原動力にはなる。

けれど、結局のところ、大切な教えを与えていただいているのは 

いつも私のほうだということを

『きちんと感じる・気づくこと』

が重要だと考えます。


何とか力になりたいという気持ちを

持ちながらも、

悲しみを取り除くことも代わって差し上げることもできません。

確実に役立てることなんて何もない。


それでも、絶望の中で希望を

見失いかけてしまったとき、

目の前の方のお気持ちを

少しでも理解しようと、

孤独にさせない人の存在が、

悲しみに向き合う力を
振り絞る後押しになるかもしれない。


そんな可能性を信じてそこに在ることが 

悲しみによりそう際の伴走には必要不可欠だと感じています。


例えば、、、 

私は助産師という職業人であるからとか、

グリーフケアについて学んでいるからといって、

目の前の方の悲しみを人一倍理解できるわけではありません。

同じような悲しみを経験したことがある人だからといって、

相手の悲しみを取り除けるわけではありません。


それでも、置かれている状況ができるだけ近い者同士であるとき、

これまで誰にも理解してもらえなかった苦しみをわかってもらえることが

大きな力になる。

それが、ピアサポートの原点だと思います。


ピアサポートにおいて大切なことも、

グリーフサポートにおいて大切なことも、

共通しているんだ、ということ。


深い悲しみを突きつけられ

もがき苦しんでいる時、

『対等な関係性』の中で、

等身大で向き合ってくれる人の存在が必要だということを改めて実感しました。


どちらか一方が支援を受ける(与えられる)側ではなく、

双方向に支え合っている(与え合っている)という 

『対等な関係性』の中で生まれる『ピアの力』こそが、 

悲しみの気持ちへ寄り添う心に求められていると強く実感しました。


当事者ではない私がピアサポートの場にいさせていただく時、

本当の意味でのピアにはなれなくても、

私自身も安心して身と心を委ねられる安全な場の一部となり、

そこにいる全ての者同士が『対等な関係性』の中で悲しみに向き合うことができることが

何よりも大切だと感じました。

はたしてそれができているのだろうか。

そんなことをいつも自問自答していくことこそが大切なのだと考えています。


改めて、はちどりプロジェクトとしても1番大切にしている

『対等な関係性』、『立場を超えた連携』の重要性を再認識いたしました。


双方向での支え合いという点では、

私たちはいつもみなさまに支えられながら活動を続けることが

できているのだということを
強く実感する日々です。

いつも本当にありがとうございます。



何を書いているのか分らなくなってしまいましたが、今の気持ちでした。

このあたりを今後も整理しながら深めていきたいと考えています。


活動を通して学ぶことが本当に多くて、奥深さを味わっています。

未熟者ならでは得られるたくさんの学びに感謝の気持ちを忘れずに、

地道に修行を続けていこうと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願いします。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 遠藤佑子 

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周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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