いつも"初心"を心に留めて

こんにちは、周産期グリーフケアはちどりプロジェクトです。 


 私たちはこの活動を通じて、

今日も世界中のどこかで 赤ちゃんとお別れをしているママパパたちがいることを感じながら、 

今、一番、悲しみのどん底にあるママパパへ思いを馳せて。 

直接的には何にもできない情けなさを受止めながら、

『ちいさな赤ちゃんのいのち』とのお別れの悲しみを軽視することなく、

あらゆる悲しみを大切に受け止めてくれる優しさ溢れる社会 を願って活動しています。


そんな思いで活動していても、

簡単に理解が得られることばかりではありません。


それでも、「大切なこと」を感情的になることなく 

「正しく理解」してもらえることで、支援が正しい方向に すすんでいくように、

粘り強く伝え続けていく 努力をするほかないと思っています。


活動もそうですし、生きている上で 色々な問題にぶつかり、

悩んだり戸惑うことがあるかと思います。


そんな時、最終的に自分の支えや指針になってくれるものの1つは、

やっぱり「初心」だと信じています。

そこに、答えやヒントがあると実感することがあるためです。 


 助産師になりたてだったころ、自分の未熟さを横において、

ただ、純粋にまっすぐな気持ちで同僚に、

「すべてのこたえは患者さんのところにある!」 

「先輩のいうことであっても、ただ鵜呑みにしてはいけない!」 

と言っていたそうです。


つい最近、昔の私が言っていた言葉を同期が教えてくれて、

とっても恥ずかしくもありましたが、やっぱり、私らしいな、 

変わらないんだなとしみじみ感じました。


助産師として、目の前のお母さんと赤ちゃんにどう関わればいいか、

悩むことがたくさんある中でも、その人が感じている事はその人にしかわからない。

それを知りたい、わかりたい、(先輩のアドバイスだけじゃなく)自分で確認したい。

ということを大切にしていた昔からの私の性格は 

今の私とまったく変わらない部分で。


私の大切にしている看護観・人生観というものを、

自分が発した言葉を、他者から改めて時間を経て伝えてもらうことで 

「私」を知るという形で再認識したような体験でした。

※これって、グリーフワークに通じる、とても大切な感覚で、

他者に言葉で表現した気持ちを、再び自分の中に取り込む作業で 

自分が何を考えているのかを整理することにつながっていく、、、 

き手と話し手の関係性の中で生まれる対話は本当に奥深いですよね。 


 未熟であり、未完成である自分をいつも自覚して。

未熟だからこそ、

自分の目で確かめること。

自分で考えて行動すること。 

無力感を抱いたとしても、

相手を知りたい、わかりたい、という強い関心を持ち続けることは

 私がこれまで、そしてこれからもずっと大切にして生きていきたいと思うことです。 


「こんな風になりたい」と夢や希望を抱いて、 

成長とともに変わっていける部分も大切ですが。 

「こんな風になりたい」という気持ちの根底にある「初心」こそが 大切であり、

それを持ち続けることも意識しないといけないことだと感じています。 


「初心」に限らず、 

何年経っても「大切な人」を思い続ける気持ちは 

強くて美しくてかけがえのないものだと信じています。


きれいごとなんかじゃありません。 

誰が笑おうと、誰が何を言おうと、

私たちは信念をもって活動に取組んでいきたいと思っています。


そんな初心をいつも心に留めながら、

私たち、周産期グリーフケアはちどりプロジェクトは 

「何ができるのだろうか」と悩みながらも何もしないで諦めるより 

何とかしたいという気持ちを持ち続けて、

「目的はなにか?」、「誰のための活動か?」 をいつも確認しながら、

ぶれることなくまっすぐな気持ちで、

仲間とともに優しさ溢れる社会を諦めずに 目指していきたいと考えています。


久しぶりの投稿でした。いつもながら個人的な話題に脱線気味で失礼しました。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。


大切な赤ちゃんを思う心優しいママパパたちが、

今日という1日の中で、ほんの一瞬だけでも

心が和らぐ時を過ごせますようお祈りしています。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 


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周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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