2023/7/15 ワークショップ付きお話会開催　～ピアサポートの大切さ～

こんにちは、周産期グリーフケアはちどりプロジェクト遠藤です。 

開催報告と合わせて、お話会（ピアサポートの場）において 

大切に想うこと、そんなことを綴ってみました。お時間のある際、

ご覧いただけたら大変ありがたいです。

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昨日は、大竹共同代表が、自助会運営者として代表を務める 

ポコズママの会関西（関西天使ママサロン）主催のワークショップ付きお話会に、 

私もスタッフとして参加させていただきました。 

ご参加くださったみなさま、

大切なお話をおきかせくださり本当にありがとうございました。 

ママたちが心を込めて作ってくれた可愛いクッキーに 

子どもたちもとても喜んでいるだろうなぁと、 

思いながら青空をながめていました。 

はちどりプロジェクトは、

当事者と医療者が対等に協働しながら啓発活動に取組む サポートグループです。

自助会（セルフ・ヘルプ・グループ）ではありませんが、 

私たちは、当事者と医療者が協働することを大切にしながら活動することから 

色々な形で柔軟に本課題に取組むことができています。 

例えば、、、 昨日のようにお話会の場において、 

私は、「はちどりプロジェクト共同代表」としてではなく、 

「ポコズママの会関西のボランティアスタッフ」として、 

その場に同席させていただき、ご参加くださったママたちと共に 時間を過ごし、

また大切なお話をお聞かせいただいています。 

同一人物でも、私がそこにどのような立ち位置で参加するのか？ 

というのはお話会に参加させていただく上で、 

私にとって何よりも大切なことだと考えています。 

医療者としてアドバイスをすることが目的ではありません。 

もっと言うならば、 医療者として参加している認識は持つべきではないと思っています。 

専門家がカウンセリングを行ったり、 

強制的に気持ちを前に向くように導くことが目的の場ではありません。 

ただ、ただ、その場で、お話を聴かせていただき、 

お気持ちを受止めさせていただくこと。 

（全員で語り手の想いに集中してしっかりとお話を聴くこと。） 

 悲しみに暮れる方を目の前に、 

どうにかして差し上げたいけれど、 

何かできることなんてないかもしれません。 

それでも、その場で、きちんと誰かが聴いてくれ、 

安心して語れる場を保証し、 

「語る」という体験を通じて、 ご自身の気持ちに気づき、 

ご自分のありのままの感情を大切にしていいんだ 

（悲しくて当たり前、悲しんでいいこと、我慢しすぎなくていいこと） 

ということを感じていただける場であったらと願っています。 

 まったく同じではない、

けれども 同じようにこの上ない悲しみを経験した仲間の存在を

感じることも 大きな力になることがあると信じています。 

（SNS上では、比較的つながりやすくはなったかもしれませんが、 

この地球に実在することを実感するには対面で直接会い、 

お話することにまさるものはないと思っています。） 

 お話会に参加してみたい、 

でも、勇気が出ないという方もたくさんいらっしゃるかと思います。 

自助会運営者のみなさまは、

安心してご参加いただけるように 会の様子などをお伝えできるように、

工夫をしながら発信してくれていると思います。 

 身近にこの悲しみをわかってくれる人がいないことに 

苦しんでいらっしゃる当事者の方がいらっしゃいましたら、 

一度だけでも、いろいろと調べた上で、

ご自身にあった場を探して お話会に参加してみていただけたらと願っています。 

上手く話せないかもしれない、、、 

参加しても何も話せないかもしれない、、 

という思いで、不安もあるかもしれませんが 

上手く話す必要もなく、 今日は聴くだけ（話せない時は話さない）という選択

をすることも可能です。 無理をする場ではありません。 

苦しくてどうしようもないとき、 

理解者不足で心が孤独になってしまわないよう、 

お話会（ピアサポート、わかちあいの場）への参加も

ご検討いただけたら幸いです。 

ピア（仲間）同士の支え合い、

きっと大きな力を与えてくれると信じています。 

私も引き続き、私にできることを、 

微力ながら全力で。 本課題に向き合っていきたいと考えています。 

 いつもありがとうございます。 

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。 

 周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 

遠藤　佑子 

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