1月14日 タロとジロの日(愛と希望と勇気の日)に心を込めて


【 記念日制定の由来】 

1956年、第一次越冬隊11名と犬ぞり隊22頭の樺太犬が南極へ向け出発。 

1958年に任期を終え、第2次部隊と交代予定であったそう。

しかし、計画通りに行くことばかりではありませんでした。

第二次隊を乗せた南極観測船が悪天候により進路を阻まれ交代することを断念。

ヘリコプターで第一次隊の隊員11名をまずは救助することが限界であった・・・。

15頭の樺太犬は南極に取り残されることになってしまいました。 

苦渋の決断であったと想像します。

できることならば連れて帰りたかったに決まっています、、、 

想像を絶する自責感を抱かれたことは容易に想像できます。

さらに帰国した隊員らは、世間からひどい批判を受けることになり、

どれだけ苦しい思いであったことかと考えると心が痛みます。

行き場のないくやしさも知らずに、ただ、責められる気持ちは想像しても仕切れません。


その翌年の1959年、第三次越冬隊が南極に到着すると、

なんと、取り残された15頭のうち、2頭の樺太犬の生存が確認されたのでした。

それがタロとジロです。(残念ながら残りの7頭は餓死、6頭は行方不明)。


南極に1年間取り残されながらも生存した2頭の生還は日本中に衝撃と感動をもたらしました。

タロとジロが私たち人間に与えてくれた、

勇気と、生きることへの希望、愛することの大切さを忘れない日として、

このタロとジロの生存が確認された日を、

「タロとジロの日」と制定され、

サブタイトルのように「愛と希望と勇気の日」とも呼ばれるそうです。


タロとジロの存在は、

助けることができなかったことを悔やみ、

追い打ちをかけるように世間に責められ苦しまれた隊員の方々に

愛・希望・勇気を与えてくれたのだろうと感じました。


★★★ 

前置きが長くなってしまいましたが、 

日ごろ、何気ないことを掘り下げて知ることで、

様々なグリーフを感じ受止めながら、

目に見えないことをたくさん学ぶ修行の日々です。 


どんなことにも様々な事情があります。 

私たちは生きている限り、 様々な難しい選択を迫られる場面にも遭遇します。 

どんなに考えて選んだ結果であっても、 

それが決して間違っていなかったとしても、

後悔や自責感にさいなまれます。 


そんな時、誰かが「そんなことはない」と言ってくれるかもしれませんが、

ご自身を責める気持ちが消えることなどないかもしれません。 

そんな、 

苦しくて仕方ないときには 決して見えないかもしれませんが、、、。 

その苦しさの根底に、

喪失対象への大きな愛があるからだということは間違いありません。


子どもたちとお別れしたママパパたちの悲しみの根底には 

子どもたちへの愛がいつも溢れていることを感じています。


苦しくて仕方ないとき、

ふと、そんなことを思い出し、ご自身を抱きしめてあげて欲しいなと思いながら、、、、

タロとジロの日に、 愛と心を込めて投稿します。


辛くて仕方ないけれど ふと、笑顔になれたときも、

「涙を流していなければ悲しんでいないわけではない」ことも

思い出して欲しいなと思っています。


日々色々なことがありますが

みなさまが、今日1日、少しでも心穏やかに過ごせますように祈っています。


周産期グリーフケアはちどりプロジェクト 


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周産期グリーフケアはちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』

周産期グリーフケア はちどりプロジェクト “Hummingbird”『今、私たちにできること』 ペリネイタル・ロス後の深い悲しみの現実を1人でも多くの人に知ってもらえるよう活動しています、またその後の長い悲嘆過程の道のりを分かち合い、寄り添える社会のためグリーフケアの必要性や在り方を考えるきっかけ作りのための “ひとしずく運動”をひとつひとつ丁寧に心を込めて積み重ねていきます。

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